AOZORA WORK · 000470

セロ弾きのゴーシュ

宮沢賢治

楽団でうまく弾けずにいるセロ弾きのゴーシュのもとへ、夜ごと動物たちが訪ねてきます。音をめぐる頼みごとと会話が、可笑しく、ときに荒々しく重なる童話です。

夜の部屋でセロを弾くゴーシュと、戸口の猫を描いたイラスト
KOTORI EDITORIAL · 000470

結末には
触れません

SYNOPSIS

あらすじ

活動写真館でセロを弾くゴーシュは、町の音楽会に向けた練習で楽長から厳しく注意されます。ひとりで練習する彼のもとへ、その夜から動物たちが訪ねてきます。

猫、かっこう、小狸、野ねずみ親子は、それぞれ違う頼みごとを持ち込みます。ゴーシュは戸惑い、ときには腹を立てながら、相手ごとに異なる音を返していきます。

READING GUIDE

読みどころ

  1. 01

    音がそのまま場面になる

    楽器の音、鳥の声、足音が、擬音と反復で響きます。文字を目で追いながら、どんな音なのかを想像したくなる文章です。

  2. 02

    夜ごとに変わる相手との会話

    猫、かっこう、小狸、野ねずみ親子。それぞれの頼み方や聞き方が違うため、同じ「演奏する」場面にも別の可笑しさが生まれます。

  3. 03

    聞き手によって変わる音

    かっこうは自分の声を手がかりに音程を問い、小狸は演奏の遅れを指摘します。誰が聞くかによって、同じ演奏の見え方が変わるところに注目できます。

BIBLIOGRAPHY

作品データ

作者
宮沢賢治
青空文庫 作品ID
000470
表記
新字新仮名
底本
『新編 銀河鉄道の夜』新潮文庫/新潮社
読了時間の目安
25分(Kotori編集推定)

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宮沢賢治の作品を続けて読むと、音や景色が物語の動きと結びつく場面を、それぞれ違う調子で楽しめます。

QUESTIONS

よくある質問

『セロ弾きのゴーシュ』は青空文庫で読めますか?

はい。ページ内の「青空文庫で読む」から、確認済みの作品カードとXHTML版を開けます。このページは作品の紹介であり、本文を掲載するものではありません。

読む前に知っておきたいことは?

ゴーシュが動物を威圧する場面や、かっこうが窓ガラスにぶつかって血を流す場面があります。案内している青空文庫版は『新編 銀河鉄道の夜』(新潮文庫、新潮社)を底本とする新字新仮名のテキストです。