AOZORA WORK · 001927

注文の多い料理店

宮沢賢治

山奥を歩く二人の若い紳士が、「注文の多い」と書かれた西洋料理店に入ります。扉ごとの指示と二人の会話が、可笑しさのなかに不穏なずれを重ねていく童話です。

山中で扉が連なる料理店の前に立つ二人と犬を描いたイラスト
KOTORI EDITORIAL · 001927

結末には
触れません

SYNOPSIS

あらすじ

猟に出た二人の紳士は、山のなかで西洋料理店「山猫軒」を見つけます。空腹の二人は店へ入り、扉に書かれた「注文」をひとつずつ読み進めます。

店の文面は丁寧ですが、求められることは少しずつ妙になっていきます。紹介は、二人がその違和感をはっきり理解する前までに留めます。

READING GUIDE

読みどころ

  1. 01

    看板を読むたび、場面がひとつ進む

    扉の前の短い文と、それを受け取る二人の会話が交互に続きます。次に何を求められるのかを追うだけで、物語の調子が見えてきます。

  2. 02

    丁寧なのに、どこか変な「注文」

    店の言葉は礼儀正しいのに、指示はしだいに妙になっていきます。笑える会話のなかで居心地の悪さも育っていく、そのずれが魅力です。

  3. 03

    二人の言葉と山の景色

    二人の紳士は、山を自分たちの狩りの場所として語ります。看板の文面だけでなく、二人が景色や出来事をどう受け取るかにも目を向けると、山のなかでの居心地の悪さが見えてきます。

BIBLIOGRAPHY

作品データ

作者
宮沢賢治
青空文庫 作品ID
001927
表記
新字旧仮名
初出
童話集『注文の多い料理店』1924(大正13)年12月1日
底本
『宮沢賢治全集8』ちくま文庫/筑摩書房
読了時間の目安
20分(Kotori編集推定)

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宮沢賢治の童話を続けて読むと、自然の景色と人の会話がつくる不思議さを、作品ごとに違う形で味わえます。

QUESTIONS

よくある質問

『注文の多い料理店』は青空文庫で読めますか?

はい。ページ内の「青空文庫で読む」から、確認済みの作品カードとXHTML版を開けます。このページは作品の紹介であり、本文を掲載するものではありません。

案内している版と内容の注意は?

銃、狩り、犬の死、食べ物にまつわる不穏な描写があります。ここで案内しているのは作品ID 001927の版で、青空文庫では『宮沢賢治全集8』(ちくま文庫、筑摩書房)を底本とする新字旧仮名のテキストです。