結末には
触れません
SYNOPSIS
あらすじ
池の尾の寺で、禅智内供は長い鼻を抱えて暮らしています。人に気にしていると悟られないようにしながら、鼻を短くする方法を探します。
食事の不便さや鏡の前での工夫を細かく描きながら、内供の視線はしだいに自分の鼻と周囲の反応へ狭まっていきます。
READING GUIDE
読みどころ
- 01
可笑しさの中の切実さ
食事の不便さや奇妙な療治は可笑しく描かれます。しかし内供にとっては、自尊心に関わる深刻な悩みです。笑える場面で、何が本人を傷つけているのかにも目が向きます。
- 02
人の目がつくる不安
鏡の前での工夫から、他人の鼻ばかりを探す目まで、内供の意識は少しずつ狭くなります。見られているという思いが、日常をどう変えるかをたどれます。
- 03
近さと冷たさを行き来する語り
語り手は内供の悩みを細かく追いながら、ときどき少し離れた位置から行動を映します。同情するのか、笑ってしまうのか。自分がどこから内供を見ているかも揺さぶられます。
BIBLIOGRAPHY
作品データ
- 作者
- 芥川龍之介
- 青空文庫 作品ID
- 000042
- 表記
- 新字新仮名
- 初出
- 「新思潮」1916(大正5)年2月
- 底本
- 『芥川龍之介全集1』ちくま文庫/筑摩書房
- 読了時間の目安
- 15分前後(Kotori編集推定)
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QUESTIONS
よくある質問
『鼻』は青空文庫で読めますか?
はい。ページ内の「青空文庫で読む」から、確認済みの作品カードとXHTML版を開けます。このページは作品の紹介であり、本文を掲載するものではありません。
読む前に知っておきたいことは?
身体の特徴を笑う視線や、鼻を熱湯で処置する描写があります。案内している青空文庫版は『芥川龍之介全集1』(ちくま文庫、筑摩書房)を底本とする新字新仮名のテキストです。