AOZORA WORK · 000128

羅生門

芥川龍之介

荒廃した京都の羅生門で、一人の下人が雨宿りをしています。夕暮れから夜へ移る短い時間を、重い空気と細やかな心理描写でつないだ短編です。

雨の羅生門を描いた芥川龍之介『羅生門』のイメージ
KOTORI EDITORIAL · 000128

結末には
触れません

SYNOPSIS

あらすじ

主人から暇を出された下人は、行き場を失い、羅生門の下で途方に暮れています。都は災いが続いて荒れ、人影もありません。

雨は降り続き、日は暮れていきます。荒れた門の細部と下人の不安が交互に描かれ、静かな場面に少しずつ緊張が満ちていきます。

READING GUIDE

読みどころ

  1. 01

    揺れ動く下人の心

    下人の考えは、雨や時刻、周囲の様子とともに細かく移り変わります。外の景色と内面の描写がどう重なるかを追うと、物語の緊張が伝わります。

  2. 02

    荒廃した都の描写

    雨、夕暮れ、崩れた門。冒頭の景色は、下人が置かれた不安定な状況と重なります。細部の描写が生む空気にも注目してみてください。

  3. 03

    語り手との距離

    語り手は下人の心に近づきながら、ときに少し離れた位置からその姿を捉えます。視点の距離が変わる箇所に注目すると、短編の運びがより鮮明になります。

BIBLIOGRAPHY

作品データ

作者
芥川龍之介
青空文庫 作品ID
000128
表記
旧字旧仮名
初出
1915年11月

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QUESTIONS

よくある質問

『羅生門』はどのくらいの長さですか?

比較的短い作品です。一つの場面と下人の心理の変化を中心に進むため、芥川龍之介を初めて読む方にも取り組みやすい短編です。

黒澤明の映画『羅生門』と同じ物語ですか?

同じではありません。映画は主に芥川龍之介の『藪の中』をもとにしつつ、『羅生門』の舞台や要素を組み合わせています。